2016年1月6日水曜日

ヨガインストラクター養成コースの様子



2015/11月よりfikaで開催中のインストラクター養成コースの様子です。

インストラクターとしてクラスを始める場合おそらく初心者向けのクラスから始める方が多いと思います。
fikaのコースでは初心者や身体が硬い方向けに立ち方の基礎から学び、生徒さん同士お互いの身体を使い、一人一人の身体の癖や個性、柔らかさや緊張、関節の可動範囲を確認しながら改善方法や指導法を学びます。

fikaの養成コースにはヨガの経験者ではなくほぼはじめての方も多く受講されています。回を重ねるごとに初心者の方が増えている気がします。ヨガを教えたいというよりも基礎からしっかり学びつつヨガを始めたいという方が多いです。

しかし、ありがたいことにそのようなはじめての方や身体が硬い方が受講してくれることがとても勉強になります。
皆が経験者で身体が柔らかかったり、力強かったり、身体の使い方が最初から上手だと実際に指導しようとすると苦戦することがあります。

自分でクラスを始めたときに初心者向けクラスだったら、身体が硬い、筋力も弱いという方が当然来ますし、高齢者の方もきてくれます。

自分が最初から柔らかかったり、指導者コースでもそこそこ経験者や柔らかい人同士でやっていると、いざ硬い人の身体を見たときに何故それができないのか気持ちがわからず、無理矢理伸ばそうと引っ張ったり、押してしまったりしがちです。

初心者や硬い方にかんたんなクラスでも体のレベルを上げるためにわざとキツくすることもあります。初心者の方でも出来る範囲内で頑張ってもらうこともあります。しかし関節の可動域を大幅に越えたり、今はできないような怪我を招くようなポーズは行いません。

なので初心者や身体が硬い方が参加してくれることは本人にも周りの方にも僕にも勉強になることが沢山です。

何故体が硬いのか、このポーズができないのは身体のどこが弱いのか、硬いのか、身体の癖、原因を見抜ける力をつけていけたらと思っています。

僕はシニアクラスを10年弱(今年で10年目かな?)やっていますが、僕らの身体で当たり前にできることが、当たり前にできませんし、ヨガに取り組む目的も僕らとはまた違うようです。ポーズができるようにもちろんなりたいのですが、怪我をしない身体作りや、病気の予防など本当に健康作りのためのヨガを目的としています。僕自身10年ほどこのクラスをやって本当に学ぶことが多かったです。硬い方はとことん硬く座ることすら大変な方もいるので、そのような方をどうやってほぐしていくか、何が効果があるのか、模索しながら沢山の発見がありました。

そのような基礎の基礎のことを、最初は退屈かもしれませんがきっと役に立つと思うので僕の経験からの方法を基礎からお伝えします。

養成コースでは普段のクラスのような自身のポーズの練習はあまりしません。ポーズの指導法やアライメントや個人に合わせたアジャストメントをメインに行います。指導法など習ってるうちに今までより簡単にポーズができてしまうことも多々あります。

自分の練習は通常クラスで練習したら、養成コースで習ったことを自分の身体を使って普段のクラスで試して貰っています。

ポーズだけではなくヨガ哲学も基礎から学びます。呼吸やポーズだけだったらストレッチや体操教室でいいと思います。ヨガの扱う心や考え、自分についての哲学こそヨガの真髄だと思っているので、基礎からお伝えします。

次回は4月末からの春コースの開講を予定しております。

ヨガを深めたい方、インストラクターを目指したい方のお越しをお待ちしております。

詳細が決まり次第アップします。